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ラジオ神様百名山・第十座目・富山

今回のラジオ神様百名山は、房総半島の富山(とみさん)のお話です。

ラジオはこちらから→ https://radiotalk.jp/talk/255458

 

この富山(とやま、じゃないですよ。とみさんです)、雑誌ランドネで第十座にご紹介した山です。

 

僅か標高350mですからね。

1500m以下の山が自動的に切り捨てられてしまう、深田久弥氏の『日本百名山』では絶対に紹介されない山です(笑)

 

この富山をご紹介しようと思ったきっかけは、

5-6年前に、とある本を読んだことがきっかけです。

 

その本がこちら

 

レア過ぎて、アマゾンでも表紙が見られません(笑

 

 

こちらです。

 

 

荒深道済著/神武太平記

 

この本に登場する天富命(あめのとみのみこと)という神様がいます。

 

天富命は記紀神話には登場しない神様ですが、この本の中では、神武天皇の橿原宮を造営したり、各地で治水事業や開拓事業を行うまさにフロンティアの神様です。

 

ちなみに、この神武太平記は約100日で完成したそう。

 

自動筆記といって、著者の荒深さんに、神様が乗り移り、荒深さんの手を使って、神様が書いた本だと言われています。

 

のりうつった神様はこちら、

 

ヤタガラスを仰ぎ見る道臣命
ヤタガラスを仰ぎ見る道臣命

道臣命(みちのおみのみこと)

 

万葉集を編纂した大伴家持のご先祖さまで、神武天皇の親戚かつ先鋒隊長として常に最前線で活躍された、これまたフロンティア・スピリッツにあふれる神様です。

 

天富命と道臣命はタッグを組んで、道臣命が最前線で戦い、天富命がその場所に当時の先端技術を伝え、開拓事業を司った、と神武太平記には書かれています。

 

この天富命はもともと、四国周辺の阿波を開拓しましたが、その後、一族をつれて房総半島に移住し、開拓事業をすすめます。

それが安房の国なのですね。

 

話をもとに戻しますと、富山は、この天富命から名前が取られており、近くには安房神社という素晴らしい神社があります。

 

 

安房神社の鳥居
安房神社の鳥居

こちらの神社には天富命のご先祖さまである天太玉命(あめのふとだまのみこと)が、摂社には天富命が祀られています。

祖神を偲ぶ天富命(安房神社HPより)
祖神を偲ぶ天富命(安房神社HPより)

 

この神社、本当に素晴らしいところです。

 

なぜかというと、異国情緒が感じられるから。

この神社だけでなく、安房の国自体の異国感が半端ではありません。

 

東京から僅か一時間で、これほどまでの異国情緒の漂う場所を私は他に知りません。

ネパールのカトマンズやカナダのバンフにいくより異国感が感じられるかもしれません。

 

ネパール・ボダナート寺院
ネパール・ボダナート寺院
カナダ・バンフ市よりカスケード山を望む
カナダ・バンフ市よりカスケード山を望む

 

少し言い過ぎたかもしれません....

 

 

しかし、阿波の国の人々が作った国なので、少なくとも関東の香りはしないのですね。

こればかりは実際に行ってみて感じてみてください。

 

 

そして、こちらが富山。

伊予ヶ岳より富山を望む
伊予ヶ岳より富山を望む

 

この写真は、房総半島唯一の「岳」である伊予ヶ岳から、富山を眺めたものです。

素晴らしい眺め。

 

ちなみに、この富山、今上天皇も皇太子時代に現在の皇后陛下雅子さまと登られています。

 

これは、なにかありますね。。。

 

何しろ、天皇陛下は、単なる山好きではありませんからね。レジャーのためだけに登りにくるわけではありません。

 

ちなみに、この富山はあの南総里見八犬伝の舞台にもなっています。

残念ながら、犬とかペット全般に全く興味のない(というか嫌い)私は、里見八犬伝を読んだことがありませんので、詳しいお話ができず恐縮ではあります。。。

 

 

僅か350mの山ですが、素晴らしい山でした。

 

 

YH