
千葉県を中心とするベイ・エリアのFM局、bay FM THE FLINTSTONEにて「山岳遍路」に関してお話させていただきました。
3年振り・2回目のお招きです。
番組でも、お話しましたが千葉県の山、信仰の山といえば、
やはり「富山」です。
とやま、じゃないっすよ。
トミサン です。
トミサンのトミは、天富命という神様の名前からきています。

天富命は初代天皇の神武天皇の東征に随順し、
橿原宮を造営したことで知られています。
古事記、日本書紀には登場しない神様ですが、
先代旧事本紀という少しマニアックな書物に登場します。
で、この天富命は、橿原宮造営の後、阿波国(徳島県のあたり)でも治水土木事業を行い、
さらに安房(千葉県のあたり)にむけて旅立ちます。
そうです。安房のアワは、阿波のアワからきているのですね。
房総半島を旅すると、どこか異国の風を感じるのは私だけでしょうか。
これも、この地を開拓した方が、黒潮にのって四国からやってきた人々だからなのですね。
そして、この間の天富命の大活躍は何と言っても
この本に描かれています。
この本はスゴイですよ。
本には形式的に、荒深道斉著/米林悦子口訳となっていますが、
本当の著者は道臣命という神様なんです。
つまり著者は、本物の逆ゴーストライターなんです。
え???
わかりづらいですか?
つまり、著者の荒深道斉師は、ただ神様(道臣命)の言われる通りに、
天から降り下る言霊をキャッチして筆記した
いわゆる自動筆記というやつなんです。
521ページの長編ですが、僅か100日でバっーと筆記されたそうです。
この話になると、話がそれてしまいますが、
何しろ、当時の同僚(道臣命)が書いた本ですからね。
天富命のご活躍がいきいきと描かれています。
